当然軍隊がそんな要求を聞き入れるはずもなく、戦争に突入する。
マービン博士は新兵器の開発に着手。高周波を作り出し磁気によって浮かんでいる円盤を墜落させようという『超音波銃』。射程距離はわずか1350メートルだ。

そんなので大丈夫か・・・

東宝のSF映画に出てくるメーサー砲などのデザインはこの映画の影響でしょうか、よく似ている。

新兵器の開発中にも円盤の攻撃は容赦ない。ここからは、これでもかとばかりに空飛ぶ円盤が暴れまくる嬉しい展開!

この映画はかなり多くの場面で、フィルムの収蔵庫にあった実際の古いニュースフィルムを流用しているのですが、合成が見事でかなり迫力のあるシーンになっている。これ必見。
特に、ワシントン上空に飛来する円盤の大群はかなりの迫力。
この円盤、機体の一部が常にクルクルと回転しているのだが、これが実にいい味を出している。この円盤の推進システムを表現したものと思われるが、かっこいいと同時に不気味ですらある。そして円盤の下部が開き、生き物のように狙いを定める光線銃。

個人的にクルクルと回転する円盤はかなりツボで、TVシリーズ『謎の円盤UFO』の円盤もクルクルと回転していて見ていてワクワクしたものです。
『マーズ・アタック!』(1996)の火星人の円盤は細部は違ものの、この映画の円盤をほとんどそのまんまCGで描いたもので、ハリーハウゼンへのオマージュ。『マーズ・アタック!』のファンには是非に見てオリジナルと比較して欲しい。
とにかくあちこちに円盤が出るわ出るわ。実写と円盤の合成シーンも全く違和感がない。